通信大改革の行方:「インフラただ乗り」で始まるネットの新たな議論 〜GYAOのトラフィックは,「月に2Gビット/秒ずつ増えている」〜( (from nikkeibp.jp - 本日の必読記事)

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060222/230391/

 インフラただ乗り論とは,インターネット上でビジネスを展開するサービス事業者も設備コストを負担すべきという考え方。例えば,映像配信などを提供する事業者に“ネットワーク利用料”なるものを新たに課すといった方法が考えられる。


 米国では2005年秋ころから,ベライゾン・コミュニケーションズやSBCコミュニケーションズといった通信事業者が,検索サイト大手のグーグルやIP電話事業者のボネージなどを相手に,ネットワーク利用料を支払うべきだと主張し始めている。


 日本では,USENの無料インターネット放送「GyaO」(写真1)がやり玉に上がっている。国内で真っ先に口を開いたのは,NTTコミュニケーションズの和才博美社長だ。和才社長は報道関係者が集まる新年の会合で,「GyaOは我々が構築したインフラに“ただ乗り”している。許される行為ではない」と強烈に批判した。


 さらにNTT持ち株会社和田紀夫社長は1月18日の定例会見で,インフラへのただ乗りを理由に無償のIP電話ソフト「Skype」を糾弾。Skypeが映像を扱い始めたことを指摘し,「ネットワーク設備の拡充に関して強い危機感を持っている」(和田社長)と訴えた。和田社長は1月の定例会見だけでなく,総務省の懇談会などで発言する際などでも,繰り返し同様の主張を展開している。

自分のまいた種じゃね?とかおもったが、、GYAOだって転送量分の金とか回線帯域確保にマネー払ってるんじゃないのか? だれか詳しい人教えてくれ。

 トラフィック増で悲鳴を上げているのはプロバイダだ。ユーザーが消費するネットワーク帯域は増え続け,インフラの維持コストは跳ね上がる。それでも,料金値上げや従量制への移行は出来ない状況にある。


 プロバイダ間の値下げ競争は一段落した感があるが,それでも「料金の安さが最大のプロバイダ選択基準であることに変わりはない」(朝日ネットの溝上聡司・執行役員サービス開発部部長)。料金値上げを断行したり定額料金をやめることがあれば,ユーザーはたちまち他社に流れてしまう。

そら商売だし。ヤフーも勝算があって安くしたんだろうし。
他にも

 総務省が2005年12月に公開した懇談会の検討アジェンダにも,「通信網増強のためのコスト負担の在り方」が議題として盛り込まれた。総務省では,NTTグループなどが主張する事業者間のコスト負担の不公平さだけではなく,ユーザー間の不公平さも視野に入れる。これは定額料金の下,一部のヘビーユーザーのための設備コストを利用者全体で負担するのは不公平という考え方があるからだ。

こんな意見もでてて、今後ヘビーユーザーとライトユーザーで金額に差が出るようになって行きそうな感じはある。16Mを分割するライトユーザーと、100M独り占めとかそういう形になって行きそうな感じ。 こうなると談合とかが心配なんだがな。