ヤンデレ会議と語り忘れた作品 「ラブリンモンロー」

たまごまごごはん - 狂ったキャラと歪んだ世界はお好き?「狂気・ヤンデレマンガ会議」第一部
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20070319/1174232882


たまごまごごはん - この狂気キャラが熱い!「狂気・ヤンデレマンガ会議」第二部
http://d.hatena.ne.jp/makaronisan/20070320/1174327699
俺も出させていただきました。 自分はチャットだと「w」を使いすぎで見苦しいかと思いますが、仕様です許してください。 基本お馬鹿なので問題なしとします。 コメント見るといろいろと忘れていることが多かったです。 特にデビルマンバイオレンスジャックの永井 豪と作者本人がスペクタクルであるジョージ秋山を話し忘れたのが個人的にすごい痛かったです。  特にヘルシングとの対比で、ラブリンモンローの話がしたかったです。 「満月の夜 我輩は勃起する」と話、メイドのウサギを犯し食べるウルフ大佐。 人種差別バリバリのやばい台詞を叫びまくるウルフ大佐。 ジョージ秋山の漫画ははぐれ雲を除いて大概すごいんですが(銭ゲバとか)、その中でも圧倒的な作品だった。 ヘルシングの少佐は恐らくこの作品のウルフ大佐に影響をうけていると考えてます。大同人物語の雑賀京一郎 の部屋にラブリンモンローが並んでいて、やっぱり平野耕太はこういうの好きなんだなあと思った人は多いはず。 以下ラブリンモンローの解説 長いので格納


※記憶を中心に書いているので間違い多いと思います。コメントいただければ幸いです 修正します。


◇ラブリンモンローとは 
 秋山ジョージがヤングマガジンにて連載していた作品。 全13巻。擬人化された狼族が、他の擬人化された動物達の世界を侵略し統治する世界の話。 メインは侵略戦争ではなく、戦時における統治下の物語。レジスタンス運動などは出てくるが、大規模な戦争活動は作品内にはほとんど登場しない。  第二次大戦のヨーロッパ戦線をモチーフにしていると見られ、狼族=ナチスドイツ、犬=狼軍だが純血ではないため劣った存在。、他動物=弱者として描かれている。


タイトルがラブリンモンロー娼婦編だったが、その後続編は執筆されていない。また、10巻以降に高額なプレミアがついており、最終巻の13巻は5000〜10000くらいの価格で取引されている。 1〜9巻も若干のプレミア有。




◇簡単なあらすじ
 平和に暮らしていた国に狼軍が攻め入り、応戦するも負け、平和に暮らしていたものたちは虐殺されたりなぶりものにされる。 そして国は狼軍ウルフ大佐の統治下にはいる。 平和に暮らしていた天真爛漫で純粋な心をもつ豚族の娘 ラブリンモンローも生きていくために娼婦になる。 娼婦として生きていくラブリンだが、その心の優しさにひかれ、一部の客の間で有名になっていく。 そんな中でラブリンモンローとウルフ大佐が出会い、狼族こそ最高の種族と信じるウルフ大佐だったが、その信念に疑問を抱くこととなり、ウルフ大佐は日々苦悩していく。




◇登場人物
・ラブリンモンロー 主人公 豚族
 最初はどこにでもいる心優しい女の子だったが、物語が進むにつれどんどん神格化されていき、お釈迦様のような存在になる。


・ウルフ大佐 準主人公 狼軍の総司令官。
 圧倒的な狼族優位主義者としてかかれる。 性格はヘルシングの少佐を3倍くらい狂ったようにした感じ。 少佐と違い頭は余りよくは無い様子。最終的にチンピラーノに殺される。


・チンピラーノ 豚族
 ラブリンモンローの幼馴染で不良。 ラブリンモンローに恋心をいだいている。 侵略された後、ラブリンモンローのレジスタンスへの加入を薦め自分と一緒にいくよう説得するも失敗、ラブリンを犯し(? 和姦?)、ウルフ軍に対抗するべくレジスタンスへの道を走りゲリラ運動を展開する。 犯すとか書いてるけど、ニヒルで良い奴。 


・娼館のおかみさん 豚族
 ラブリンがいる娼館のおかみさん。そこにいる娼婦全てのママのような存在。チンピラーノの母親だが名乗りではしない。 


・ナターシャ 猫族
 高級娼婦。 ウルフ大佐ではないが、狼軍仕官の専門。 悪知恵を使う、高慢で高飛車なキャラだったが、徐々に身を持ち崩していく。


・ズルコビッチ イボイノシシ族
 商人。 娼婦や賄賂を使い、狼軍に取り入り、他方ではレジスタンスに力を貸すなどうまく立ち回る人物。醜い容姿をもち、悪辣な人物として、嫌悪されるように描かれている。ほぼ銭ゲバ蒲郡風太郎と考えて問題ない。 金の力で大統領を狙っている。


・マイク=ラマ
導師。 戦争に病んだ人たちを救うため日々巡礼している。精神的な世界が描かれる物語の後半から登場し、弱者だけでなくウルフ軍をも救済していく。 ラブリンモンローがお釈迦様のような存在になる前の準備段階のような人。




◇この作品が衝撃的だった点
・動物の擬人化世界のため家畜が存在しない。 なので狼族の食料は住民達。 メイドがその場で犯されて暖炉にくべられ丸焼きにされ、そのまま食べるといった表現が結構ある。


・「満月の夜 我輩は勃起する」ウルフ大佐の名言。そこから上記のようなシーンへと移行する。


・娼婦の物語のため様々なセックスシーンが出てくるのだが、動物のため(デフォルメされているから?)性器表現はモザイクなし。 女性器がかかれることは無いが、豚族の性器はドリルのようになっており、狼族のはムチのようである。


※豚の性器がドリルのようになっているのは本当。